2021/04/26[mon] update

私が選んだ職場【株式会社ハセガワストア】

私が選んだ職場【株式会社ハセガワストア】

仕事を通じて人と接することの楽しさを知った黒嶋さんは副業のアルバイト先で接客の魅力を何度も体験。お客様の声に励まされながら、新たな目標を見つけたそうです。

「苦手」がいつしか「好き」に変わり、店長としてお客様をお迎えする立場に。

中道店 店長/黒嶋尚昭さん(46歳)
函館市出身。銭亀店、五稜郭店での勤務を経て、中道店のオープンと同時に店長に就任。

きっかけはお客様の感謝の言葉。

コンビニエンスストアの店長として、毎日多くのお客様と接している黒嶋さんですが、もともとは見知らぬ人と話すのが得意ではなかったと言います。「営業職や接客業は自分には向いていないと思っていました。そこで、卒業後は建設業界に就職。十数年間現場で毎日黙々と働いていたんです」。
その後、事情があって転職した先は、観光で訪れたお客様を相手に写真を撮影する観光カメラマンという仕事。不特定多数のお客様と接する環境に身を置いたことで、やるしかないと覚悟を決めたのが良かったのか、次第に初対面の人との会話を楽しめるようになっていったそうです。
やがて、携帯電話の普及に伴い、カメラマンとしての仕事も減少。ハセガワストアでアルバイトを始めます。これまで苦手だった接客についてはカメラの仕事ですっかりと慣れ、お客様との会話が働く上での楽しみになっていきました。「当店のやきとり弁当を食べたお客様からおいしかったよと言われた時に、観光写真を撮ってお礼を言われた時と同じうれしさを感じたんです」。お客様からの感謝の言葉にますます接客が好きになり、ついにはカメラマンを引退。パートスタッフとして1年間勤務した後、社員として働くことになりました。

心構えと視線の位置で、苦手意識を和らげる。

現在は店長として約50名のスタッフをまとめる立場。レジ打ちや、看板メニューのやきとりを焼くこともありますが、過去の販売実績を分析して発注の担当者に指示を出すなど、数字に関わる業務がメインになっているそうです。また、新しいスタッフの教育も重要な業務の一つで、中でも重視しているのがレジでの受け答え。「接客については苦手意識を持っている人も多いですね。お客様は親戚のような存在だと思って、かしこまり過ぎてガチガチに固まってしまう必要はないよと話しています」。
こわもての人でも、「いらっしゃいませ」とあいさつすれば、表情も和らいで心を開いてくれるもの。また、話す時には相手の目を見ることで、お客様が話を聞いているかどうかの判断がつきやすいのだとか。「特に最近はマスクを付けていて表情が読みづらいので、目を合わせることを勧めます」と黒嶋さんは話します。

お客様のサインを読み取り、さりげなく対応する。

旅の目的の一つとして訪れるのも、ハセガワストアの大きな特徴です。普段でも1〜2割、観光シーズンには3〜4割の方が名物のやきとり弁当を買い求めに来ると言います。「オーダーの記入法に困惑されたり、直接口頭で注文されたりする方は、ほぼ旅行中のお客様。店員に声を掛けるのが苦手なお客様もいらっしゃるので、こちらからさりげなく声を掛けて誘導しています」。
お店の前で記念写真を撮ったり、店内に入ってキョロキョロする様子から、地元のお客様ではないことが見て取れますから、お客様の行動に注意を払うことも重要な業務の一つです。中には徘徊中の高齢者が立ち寄り、施設に連絡して保護したこともあったと言います。「毎日ご来店する近所のお年寄も多く、いつもの時間に姿が見えないと、何かトラブルがあったのではないかと心配になります」。
商品を売るだけではなく、近所の方が元気なことを確認できるお店、地元の人に必要とされるお店にしていきたいですねと、黒嶋店長は目を輝かせながら抱負を語ります。
商品棚を充実させるため、不足分を発注
レシピ通り丁寧に焼き上げる
下ごしらえ中は、衛生面を考慮して手袋を着用
新人スタッフにレジまわりを説明
初めてのお客様にオーダーの書き方を説明

生活パターンに合わせられるのが魅力。

現在、約50名いる従業員の半数が女性で、そのうちの三分の一が中学生以下の子どもを持つお母さんたちです。私自身も子育てで休職中に短時間でもいいからとスカウトされたので、行事に合わせて休みが取りやすく、子どもを保育園に連れて行く時間などを考慮した勤務シフトを組み、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
チーフ/林 久美さん

ハセガワストア中道店

オープンして丸7年。地域住民のよりどころとしても機能する24時間営業のコンビニエンスストア。
北海道函館市中道2丁目14‐16
TEL.0138‐54‐1521
http://www.hasesuto.co.jp